採用最新情報

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職員育成研修‐対人援助職の自覚‐を実施しました。

日時

平成24年3月23日(金)

講師

社会医療研究所 所長 岡田玲一郎先生

3/23(金)、岡田先生をお迎えして全職員を対象に研修が行われました。先生は社会医療研究所の所長を務めており、「社会医療ニュース」を発行されております。先生のお話は、現在の医療の状況やニュースを中心に非常に興味深いものでした。
多くの職員が、現在の医療について学ぶよい機会となりました。


 

 

研修を受けての感想

入社してこの1年間は患者様のために必死に働いてきましたが、振り返ると少しずつ業務に慣れていく中で自分の業務にしか目にいかず、徐々に保守的になっていたように思います。そんな中、全ての仕事は“初めて”から始まり“初めて”がなければ次はないといった言葉が強く印象に残りました。間もなく2年目を迎えようとしていますが、今に満足せず、意欲的な姿勢で、他職種と共に患者様と向き合っていけるような専門職でありたいと感じております。

連携室 精神保健福祉士 天谷

 

多くの分野で活躍されている岡田先生の講習を聞いて、限られた時間でしたが、広く多くの事を学ばせていただきました。印象に残った事をまとめていきたいと思います。
導入では、現在の便利と人間らしさについて、人はなぜ空気を読むのか、人の変化など例を交えながらお話されていました。先生は、人間の変化などを話しされていましたが、ニュースなどでは障害者の施設や高齢者入所施設での事件の話も少なからず耳にします。私たち対人援助者は、自分の利益でも病院の利益でもなく、利用者の利益を考え、相手のために全力を尽くす事で、結果、自分の利益や病院の利益に繋がっていくこと。現代は空気を読み、言いたいことを相手に言えず、嫌われたくないという遠慮、気遣いが自分を自分でなくする事。それを要因の一つであることともおっしゃっていました。患者様に接する私たちは時には厳しさが優しさである事、看護の視点で意識して接していく必要がある事をあらためて感じました。
また医師中心の医療ということで、チーム医療の大切さ、チーム医療とは実際にどういうことであるかということも考えさせられました。医師中心という独裁的なイメージがありますが、看護師は医者の指示がないこと、医師を中心としてのチームが円滑に機能し、質の高い看護を提供できる事を感じました。精神科は特にチームの力が必要な分野であると思うので、先生の言う役割分割ではなく、役割分担をして他職種が密に関われるような現場作りをしていく必要があります。そして、自分も貢献していこうと思います。

サクラ病棟 看護師 滑川

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