看護師・採用

病棟紹介

サクラ病棟案内

サクラサクラ病棟(急性期治療病棟)は、精神症状の急性期に集中的な治療を行う事により3ヶ月以内での退院を目指す短期集中治療病棟です。精神科の急性期には、興奮、混乱、昏迷、拒絶といった症状がみられ、従来このような症状を呈した患者様は、刺激を少なくし鎮静を待つ治療を受けてきました。その結果、患者様の自尊心を奪い、快方に向けての希望をも奪ってしまうことが多く、入院期間の長期化を招いていました。

また、再入院する割合も高く、入院治療により改善しても一時的なもので、退院後に治療が中断し再燃するケースも多くみられます。その原因の1つとして、患者様とご家族様への情報提示が少なく、医療側に依存傾向であることがあげられます。サクラ病棟では改善を図るため、患者様自身の積極的な治療参加意欲を高めるべく、さまざまなプログラムを多職種連携して展開しております。

具体的なプログラム内容として、心理教育(サクラセミナー)、PSミーティング(患者・スタッフミーティング)など実施しています。どちらのプログラムもスタッフから患者様への指導や助言を一方的に説明するのではなく、同じ境遇にある他入院患者様の意見や体験談を交えて実施しています。それにより、自己の体験を客観的に振り返ることが出来る等の変化もみられています。今後は患者様だけではなく、そのご家族様を対象にした心理教育プログラムの実施を視野に入れ、退院後の生活を意識した援助を提供できるよう取り組んでいます。

ヒマワリ病棟案内

ヒマワリヒマワリ病棟では、患者様の個別性を十分に配慮しながら、治療・リハビリに専念できるような環境を提供しております。時間をかけてのリハビリを必要としている方が対象のため、ゆっくりとその方のペースに合わせ、決して押し付けにはならないよう看護を提供しております。同じ悩みや苦しみを経験した方同士がお互いに助け合いながら、また、ご家族様の支えと職員のアドバイスを力に変え、目標としている社会復帰に向けて、毎日の治療に励んでおります。

作業療法にも積極的に参加し、気分転換を図りながら、集中力や忍耐力を養って行きます。季節感が十分に味わえるよう、お散歩や四季それぞれの行事(夏祭りやもちつき)に参加しております。患者様が満足感を得られれば、職員も満足感が得られ、その事がまたより良い看護の提供につながっていくと考えております。お互いに自己実現が出来るような看護を心がけております。

コスモス病棟案内

コスモスコスモス病棟(開放病棟)は、病状が比較的安定している長期入院の患者様や、うつ病などで休息を必要としている患者様が入院している病棟です。患者様の入院が長期化しているのは、病気そのものが原因の他に、病状は安定しているがご家族様や地域などの受け入れが整っていないために長期入院を余儀なくされている社会的入院という背景があります。コスモス病棟では、長期入院患者様の退院促進として、他職種と連携したプログラム(エンジョイセミナー・コラージュ療法など)を実施しています。また、他部署とのミーティングを行い、患者様に合った退院先(くりの実・くりくりなど)を検討して家族との調整を行い、退院の実現を目指しています。

うつ病の患者様へは個室を用意し、ゆっくりと休息がとれる環境を提供しています。また、入院中に心理士によるカウンセリングを実施し、患者様が自己を見つめることでの問題解決や自己表現、社会復帰を図る手伝いをしています。今後も他部署・他病棟との連携を密にし、患者様の退院・社会復帰に向けてスタッフ一同頑張っていきます。

マロン病棟案内

マロン病棟マロン病棟は、認知症による様々な精神的、身体的症状により在宅や施設等での生活が困難な方々を受け入れ、集中的な医療と介護をを提供しています。「人間は認知症という障害を抱えながらも幸福に生きる権利がある」という前提に立ち、画一的なケアではなく、患者様一人ひとりの個性に配慮したチーム医療を展開しています。私は、認知症の患者様との関わりの中で、「自分の両親と考えてケアさせていただく」を信条に、高齢者を尊敬し、自尊心に配慮した対応を心がけ、認知症看護専門職としてのスキル向上を意識し、病棟運営に携わっております。認知症を患われた方の、長年の人生を踏まえた上で、その人の生活の質を高める援助を実践することにより、患者様の笑顔が充ち溢れ、ご家族様はもとより地域の皆様方にも信頼され続ける病棟をスタッフ一同目指しております。

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