私たち有朋会のスタッフの使命は、患者様やご家族様に笑顔を増やし続けることです。
そのためには、治療・支援を提供する私たちが笑顔でなければなりません。
つまり、スタッフが笑顔で働ける職場であることが、患者様やご家族様の笑顔につながるのです。
みんなが元気で笑顔で働ける組織風土を作っていこうというのがHOTカードプロジェクトです。
HOTカードプロジェクトは、ハートのコップ理論を採用しています。
人はそれぞれがこころの中にハートのコップを持っています。コップがハートで満たされていれば、多くの人に愛情を注ぐことができます。
しかし、残念ながら人は自分で自分のコップを満たす事はできません。
相手から感謝の気持ちや愛情をもらう事で、私たちのハートのコップは満たされます。
そして、ハートのコップが満たされれば、私たちは相手に感謝の気持ちや愛情を注ぐことが出来る様になります。
感謝の気持ちや愛情を“カタチ”にしたものがHOTカードです。
「ありがとう。」と言いたい時、「頑張ってくれた。」と感じた時、「すごい!!」と思った時、有朋会では、その気持ちをメッセージに込めてHOTカードを書いています。
感謝の気持ちや愛情が『HOTカード』という“ハート”になって手もとに届くというわけです
有朋会では毎年10,000枚以上のHOTカードが飛び交っています。
HOTカードプロジェクトが始まって、有朋会には様々な変化がありました。
ちょっとしたこと、当たり前のことでもHOTカードに書くようになりました。相手の気遣いや優しさ、感謝に気づく風土が出来始めました。
HOTカードのやり取りが組織の活性化につながっています。職場の雰囲気が良くなり、『ありがとう』と相手を認める事の大切さを皆が実感しています。
有朋会では毎月、HOTカードランキングを発表しています。その月に感謝された人(HOTカードをもらった人)、その月に感謝の心を送った人(HOTカードをあげた人)のTOP10をそれぞれ発表しています。
そして、毎年の忘年会では、1年間で最も感謝された人と、1年間で最も感謝の心を送った人が表彰されます。
平成24年度の表彰の様子です。
HOTカードプロジェクトを始めて、いろいろと良い変化を生み出すことができました。
そスタッフ一人ひとりのモチベーションがあがり、スタッフがお互いをいたわり、感謝する心が育ちました。
それはそのまま、医療者・介護者の心の原点でもあります。
患者様やご家族様の笑顔を増やし続けるために、HOTカードプロジェクトは走り続けます。