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臨床心理士

栗田病院における心理士の働き

栗田病院における心理士の働きについてご紹介します。大きく分けて、①カウンセリング、②心理検査、③集団精神療法の3つがあります。

 

①カウンセリング

医師の依頼や患者様からのご希望により、カウンセリングを行っています。

診察ではなかなか話せない、内面的な問題や葛藤にじっくりと向き合う時間として、あるいは、ご自分の病気や性格とうまく付き合っていくための気付きの場として利用されています。保険診療適用外の実施ですが、そうした中でもカウンセリングを希望し、継続的に通われる患者様は数多くいらっしゃいます。

カウンセリング

外来の患者様だけでなく、病棟に入院中の方も適用対象ですので、時に病棟に出向いてカウンセリングを行うこともあります。また、医療観察法の処遇の一環として、心理室が関わることもあります。

 

②心理検査

私臨床心理室業務の一つには、心理検査があります。

医師からのオーダーにより、診断・鑑別補助、患者様の性格傾向の理解、知的能力・認知機能の査定など、その目的にあわせて、人格検査、知能検査、認知機能検査など種々の検査を実施しています。

心理検査

心理士が作成した所見は、医師や他機関へのフィードバックとして治療に活かされるだけでなく、依頼に応じて、ご本人にフィードバックすることもあります。多職種が連携する当院では、患者様理解を深めるため、専門性の高い見立てと同時に、それを共有しやすい形で提供する技能やコミュニケーション能力が求められます。

 

③集団精神療法

部署横断的に展開している、患者様同士による集団精神療法のプログラムが複数あります。臨床心理室では、うつ病で休職されている方のためのリワークデイケア、統合失調症の方のための心理教育プログラム、病名問わず、自他のコミュニケーションについて語りあうグループなどに参加しています。

集団精神療法

グループというと、“協調性”という言葉が連想されがちですが、当院の集団精神療法プログラムでは、参加されている患者様一人ひとりの治癒や成長を基本としています。

多職種とプログラム運営する中で、心理室では、患者様の置かれてきた家族環境や生育史、それまでのライフイベントなどを踏まえた力動的な観点を大切にし、 “なぜ今、この方はこのように話したのか”“なぜこのタイミングだったのか”という視点から理解につなげるよう努めています。

 

臨床心理室の実績

臨床心理室の実績についてはこちらをご覧ください。

臨床心理室の実績

 

研究活動について

当院では内部研修に加え、学会主催の外部研修や学術大会への参加を積極的に行い、教育の機会としています。臨床心理室でも自らの臨床活動を研究にまとめ、学術大会での発表を奨励しています。

臨床心理室学会発表

 

臨床心理室の活動は、病院ブログにも掲載されています。よろしければこちらもご覧ください。
※病院サイトをはなれます。(アメブロ)

精神科における臨床心理士のはたらき①
精神科における臨床心理士のはたらき②
精神科における臨床心理士のはたらき③

 

 


 

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