職員採用

薬剤師

薬剤師の働きについて

理事長からの期待

狭義の薬物療法ではなく、心理教育への参画、さらには「薬を飲むこと」に 対する患者様の想いまでにコミットできる広義な薬物療法を支える薬剤部、さら には地域発信もできる薬剤部であることを期待する。

 

薬剤部のミッション

「服薬する」ことに対しての患者様の真の想いを聴きだし、患者様ひとり一人に最も適した安全で効果的な薬物療法を提供することで、継続した治療を支え続けていく。

精神疾患の多くは慢性疾患であり、その治療は他の慢性疾患(例えば糖尿病、高血圧症など)と同じように服薬を継続することが大事です。薬物療法には抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬などの向精神薬が用いられますが、これらの薬剤による副作用は決して少なくありません。そのため、精神疾患を患った方が継続した服薬を実現するのは簡単ではありません。

薬剤師の本領を発揮

患者さんは得体の知らない物質(薬剤)や今まで経験した副作用から、服薬に対して『不安』を抱きます。当法人における私たち薬剤部の役割は、患者さんの抱える想いにコミットすることによって薬物療法を支えることです。

 

薬剤部の業務
■ 薬剤管理指導(服薬指導)

患者様が主体 的に治療に参加していただけるように、薬剤師が病棟で患者様にお薬の服用方 法・使用方法や使用目的などを説明したり、お薬についての疑問や服薬について の不安などにお答えしたりしています。入院から退院まで、更には地域で生活す る中で継続した服薬が行えるような薬物療法の提供に努めています。

 

■ 集団心理教育

疾病教育や薬理作用などの知識の提供ばかりでなく、今までの薬物治療に対する想いを共有したり副作用の対処法を話し合ったりしながら、薬物治療を継続するための支援を行っています。医師・看護師・管理栄養士・作業療法士・精神保健福祉士・臨床心理士などと連携を深めながら治療に参加しています。

精神疾患を患っている方が地域背生活していくには様々なサポートを必要とします。例えば、普段は精神科・心療内科を受診している患者様でも、内科疾患や眼科疾患を患った場合には内科や眼科を受診して保険薬局で調剤されるかもしれません。セルフメディケーションとして一般用医薬品を購入するかもしれません。薬剤師にとって精神疾患についての知識は非常に大切です。 私達は情報発信も頑張っています。

 

■ 医薬品情報提供

お薬を正しく使用するために必要な情報を収集・評価し、『DIニュース』(月一回)を発行することにより、医師・看護師などの医療スタッフに情報をご提供しております。

 

■ 調剤

電子カルテを最大限に活用し、患者様の背景や臨床検査値(腎機能など)を確認しながら使用薬剤・投与量・投与間隔などを評価して最適な薬物治療を提供しています。常にアンテナを張って副作用の早期発見に努めています。これらの情報を処方医にフィードバックするとともに処方提案を行っています。

 

■ 医薬品管理

患者様に品質のよいお薬が滞りなく供給されるよう、病院内のお薬の管理を行っております。

 

 

 

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