教育体制について

多種多様な研修が生み出す、現任看護師の成長と意欲の喚起。

プログラム内容
看護部現任者研修
4月 看護計画、記録勉強会 入院治療計画勉強会
5月 看護計画、記録勉強会 入院治療計画勉強会
6月 看護計画、記録勉強会 患者様への対応(睡眠障害、食行動)
7月 看護計画、記録勉強会 患者様への対応(清潔の保持、日常生活行動)
8月 看護計画、記録勉強会 問題状況の把握と看護(不安、引きこもり、強迫行為、拒否)
9月 看護計画、記録勉強会 問題状況の把握と看護(自傷、自殺、不信感)
10月 統合失調症の看護
12月 統合失調症の看護
1月 うつ病の看護
2月 うつ病の看護 外部講師を招いて研修会(新人の教育体制、精神科看護等)と事例検討会を年3回行っています。

※上記に加えて全職種に対し、以下の研修を行っています。

  • チーム医療実践の為の研修(毎月:一般職員のグループ、管理者のグループに分かれ、各グループ1〜2時間程度でディスカッションを行っています)
  • 接遇研修(6月:1時間程度、マナー研修を行っています)
  • ISO研修(年1回:外部講師を招きISOの仕組みについて研修を行っています)
  • 創立記念事業研究発表(10月:法人の創立記念事業の一環として、各部署より代表者が症例発表を行っています。外部講師を招き、講評や指導をしていただいています。)
  • うつ病勉強会(不定期、概ね月に1回:当院医師によるうつ病に関する勉強会)
  • 救命救急講習(年1回)
  • 医療安全、医薬品安全使用研修(年1回)

現任者研修のカリキュラムを作成するにあたり、私たちが取り組んだことは「まず、現場の看護師が何を知りたい、学びたいかを正確に掴みましょう」ということ。その声を反映してできる仕組みにすることを重要視しました。様々な意見を交換し合い、研修委員会の中でプログラムがつくられていくのです。

薬の作用・副作用についての研修や、記憶の改善、患者様との関わり方など、多くの研修を行なうのには理由と意味があります。あらゆるケースへの対処は、自分1人で抱え込んでしまうと煮詰まり、八方ふさがりになりがちなもの。そんな時に、より専門性に長けた方々からのアドバイスで救われることは非常に多いのです。毎月の院内研修会や、うつの勉強会、石川先生研修会などの様々な研修カリキュラムの他に、年3回のペースで宮城大学の伊藤教授を招いての勉強会・事例検討会を行っています。この時、質疑応答で明確な説明やアドバイスをいただき、それまでもやがかかっていた状態から光明が差すというケースはとても多いようです。多くのスタッフが自らの意志と周囲の後押しでステップアップできる機会を、私たちは、もっともっと増やしていきたいと考えています。

参加すること自体が目的ではなく、具体的な知識・ノウハウを身につけるための研修です。決して受け身ではなく、各々が考えを携えて取り組む、参加型の研修が大きな効果を生み出すのだと、私たち栗田病院看護部は信じています。実際「この知識がこれからの精神科医療には大切だと思うので、こういう研修をしてほしい」という具体的な要望が増えてきました。私たちとしては非常に嬉しいこと。そういった意見はできるだけすくい上げ、実現したいのです。これからも看護部では、全員でつくりあげていく研修展開を行なって参ります。

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