精神科医療では、医師、看護師、薬剤師に加え、作業療法士、精神保健福祉士、臨床心理士等の多職種が加わり、チーム医療が行われています。
有朋会でも同様に、多職種によるチーム医療が行われていますが、そこでは、患者様もチームの一員であるとの認識のもとに治療が行われています。これは、患者様を「治療されるべき存在」としてではなく、主体性をもって治療に参加するべき存在、そして他の患者様も含めて、援助する力を持った存在と考えているからです(治療共同体)。
[ダイジェストビデオ]
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私たち有朋会でも10年以上前は、医師と看護師、薬剤師のみで医療を行なっていた経緯があります。しかし全国的な精神科医療の方向として、それだけでは利用者側のニーズには充分応えられないということが理解されるようになってきたのです。
専門家である我々としても、もっと様々な立場の専門家を交え、広い視野で取り組むべきとの想いは、以前からずっと持っていました。
より濃厚な医療を行なうためには、医師、看護師、薬剤師の他にも、作業療法士、精神保健福祉士、心理士、栄養士など、全ての人材がそれぞれの意見を出し合い、多角的に医療に臨むことが必須であると考え、これを実践しています。
モデルとなる他の医療機関への見学・視察も多く実施し、良い部分を取り入れながら、地域に役立つ栗田病院ならではチーム医療を確立してきました。
チーム医療を行なう最大のメリットは、参加する全ての人間にとって、幅広い視野で学び、ノウハウを身につけられることです。
立場の違う職種の人材が協力し合うことで、より精度の高い医療が可能になるのです。
1人の力、1つの見方では、どうしても限界が生じてしまいます。多くの人間が関わり、多くの考え方を精神科医療に持ち込むことで、様々な視点、連携を精査していくためには非常に効果的だと考え、チーム医療をこれまで進めてきました。
今後もさらなる有効な精神科医療を突き進むべく、私たちはチーム医療の充実を図り続けていく所存です。そのためにも、情熱を持って仕事に取り組む若い人材は、有朋会にとって何よりの財産だと、私たちは考えます。
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