有朋会が約束する3つの「人材たいせつ」

先輩からのメッセージ

2010年入社 作業療法士 和地麻理(国際医療福祉大学)
認知症疾患治療病棟 勤務

Q1:院内ではどのような活動を行っていますか?

私は認知症の治療を専門とした病棟に勤務しています。主に、集団活動と個別の活動で患者様と関わらせていただいています。集団活動では、レクリエーション、音楽療法、創作活動等を通して、日中の活動性の維持を目指したり、生活リズムを整えたりすることを目標としています。個別活動では、精神面のリハビリはもちろん、身体的なリハビリや、食事の環境を設定する等、その患者様一人ひとりの生活をみて、優先的に改善する必要があるところに関わっています。

Q2:患者様と関わる時に心がけていることはありますか?

最初の挨拶や声掛けでまずは患者様に安心感を持って受け入れてもらえるよう心がけています。どこの国、場所かも分からなくて、周りは知らない人ばかりで、今日の日付も時間もわからない。認知症の患者様が感じている不安はそういうものだと聞いた事があります。何よりも“ほっ”と出来る瞬間をもってもらう事が必要だと思うので、ただの言葉だけでなく、表情や声のトーン、リズムやしぐさも大切にしています。

Q3:将来の目標は?

認知症グループホームや老健、特養等、病棟からの退院先となる施設の方々とのつながりを持てるようになりたいと思います。認知症の方は環境の変化に大きな影響を受けます。病棟で落ち着いて生活できていても、退院してまた環境がガラリと変化してしまうのでは意味がないと思います。患者様の人生や生活に関わる職種として、今後その患者様がどういった環境で生活されるのか、今よりももっと退院後退院後も見据えて関われるようになりたいと思います。病棟内だけでなく、地域とも強いつながりをもった作業療法士になりたいですね。

 


 

 

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